実は、天気予報のある数字を見るだけで、身体の不調を予想しやすくなります。
今日からできる
見るのは「最高気温と最低気温の差」です
注目してほしい数字は、7℃です。寒暖差疲労は、寒暖差が7℃以上になると生じやすいとされています。だるさ、頭痛、めまい、肩こり。症状はいろいろです。
つまり、つらくなりやすいのは寒い日より、差が大きい日です。これは目安です。7℃未満なら絶対に安心、という意味ではありません。
それでも、予報を見て差が大きい日は、今日は身体にやさしい日にしようと決めておくと、一日の過ごし方が変わります。天気予報より先に、自分の身体の予報をチェックする。いかがでしょう。
7℃以上の日の約束
- 夜は湯船につかる
- いつもより少し早く寝る
- 朝は急に動かず、ゆっくり起きる
しくみ
なぜ、気温差で身体がくたびれるの?
身体の温度管理をしているのは自律神経です。
寒いときは血管を縮めて熱を逃がさないようにし、暖かいときは血管を広げて熱を逃がします。この切り替えが一日に何度も起こると、自律神経は休む暇がありません。
朝は上着を着て、昼は脱いで、夕方は羽織る。私たちが忙しいとき、身体の中はもっと忙しいんです。寒暖差だけが原因とは限りません。睡眠不足や疲れ、ストレスも、一緒に積み重なります。

豆知識
寒い所から暖かい所に入ると、急にかゆくなる人へ
こんな経験はありませんか? 外から暖かい部屋に入った途端、身体がかゆくなる。疲れやストレスで自律神経が乱れた状態で温度差が7℃以上になると、かゆみを感じる「寒暖差アレルギー」の場合もある、と専門医は説明しています。肩こりや腰痛だけでなく、皮膚にも出ることがあるんですね。
肩と首
肩と首は、すくめっぱなしに注意
寒いと、首をすくめますよね。あの姿勢です。そこにスマホやパソコンが加わると、首は前へ、肩は上へ。まるで亀です。
筋肉は、力を入れっぱなしにすると固まります。寒いから動かない、動かないから固まる。これが肩こりの入り口です。
ときどき、次の3つを思い出してください。
- 首と肩を冷やさない
- 30分に一度は立ち上がる
- 肩をゆっくり大きく回す
ストレッチを頑張る必要はありません。トイレのついでに肩をぐるり。それだけで、亀から人間に戻れます(笑)。痛みが強いときや、動かして悪化するときは、無理をしないでください。
腰
朝イチの腰は、まだ寝ぼけています
寒い朝は、布団が強敵です。ガバッと起きて、いきなり身体をひねる。腰からすると「まだ心の準備ができていません!」という状態です。
おすすめは、布団の中で手足をぐーぱーと動かしてから、ゆっくり起きること。洗面所へ向かうときも、身体と相談しながら歩いてみてください。
これでぎっくり腰が完全に防げるわけではありません。それでも、いきなり大きな負担をかけないことは、腰へのやさしさです。
服とお風呂
脱ぎ着しやすい服と、ぬるめのお風呂
7℃以上の差がある日は、脱ぎ着しやすい服が一番ラクです。カーディガンや上着を、一枚バッグに入れておきましょう。
お風呂は、熱すぎないお湯で大丈夫です。ぬるめのお湯にゆったりつかるだけで、自律神経が整います。
高齢の方や血圧が気になる方は、脱衣所と浴室を先に暖めておいてください。入浴前後の温度差には注意が必要です。ここでも、温度差。今日のテーマは最初から最後まで温度差です(笑)。
睡眠と食事
睡眠と食事は、地味ですが効きます
疲れているのに寝る時間が足りない。忙しくて食事が簡単になる。そんな日が続くと、身体が回復する材料が足りなくなります。
- いつもより少し早く寝る
- 食事を抜かない
- 疲れた日は、無理せず休む
やる気が出ると、つい飛ばしたくなりますよね。
初日からストレッチ30分、ウォーキング1時間、食事は完璧。……3日後には全部終了です。
健康習慣より先に、三日坊主が完成してしまいます(笑)。続けるコツは、最初から頑張りすぎないことです。
ご相談の目安
「季節のせい」で片づけないでください
不調を何でも「季節の変わり目だから」で済ませないでほしいんです。肩こりや腰痛には、姿勢、身体の使い方、筋力、疲れなど、いろいろな要因が関わります。
当院では、痛いところだけを見ません。普段の姿勢や動き方、生活の中の負担まで、一緒に見ていきます。
接骨院で過ごす時間より、普段の生活の時間のほうが、ずっと長いですから。ご自宅でできる運動や、身体の使い方も、一緒に考えたいと思っています。
こんなときは、先に医療機関へ
強い痛み、急な症状、しびれ、力の入りにくさがあるときは、先に医療機関での診察が必要なこともあります。
気になる症状が続くときは、一人で抱え込まず、早めにご相談ください。
まとめ
今日から使える「冬支度」
- 天気予報で、最高と最低の差を見る
- 差が7℃以上の日は、早く寝る、湯船につかる、と決める
- 首と肩は冷やさず、30分に一度は動く
- 朝は、手足を動かしてからゆっくり起きる
身体は車と違って、「そろそろ冬用の点検をどうぞ」と教えてくれません。気づいたときには、肩ガチガチ、腰ズーンです。
そうなる前に、少しずつ、いたわってあげましょう。お話ししている私自身も、自分の身体に気を配らないといけませんね(笑)。
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この記事は一般的な情報です。診断や治療の代わりにはなりません。症状が続くときは、医療機関や専門家にご相談ください。

この記事を書いた人
若林 直人
若林接骨院 院長
柔道整復師
最終更新日:2026年10月25日

