関節を動かしたときに「ポキポキ」「パキッ」と音が鳴ると、これって大丈夫なの?と気になる方も多いのではないでしょうか。
多くの場合、関節を動かしたときに音が鳴ること自体は、それほど心配する必要はありません。では、なぜ関節はポキポキ鳴るのでしょうか?
関節がポキポキ鳴るのはなぜ?
関節の中では何が起きている?
関節は、骨と骨が直接ぶつからないように、関節包という袋状の組織に包まれています。その中は、滑液と呼ばれる液体で満たされています。
関節を動かすことで関節内の圧力が変化し、液体の中に気泡が生じたり消えたりすることがあります。

キャビテーションという現象

関節を動かしたときに生じた気泡が消滅することで、ポキッと音がすることがあります。このような現象の一つをキャビテーションと呼びます。
キャビテーションとは、液体の中で圧力差によって短時間に気泡が発生・消滅する現象です。そのため、関節からポキポキと音がするからといって、必ずしも骨同士がこすれているというわけではありません。
関節がポキポキ鳴っても大丈夫?
関節を動かしたときに音がするだけで、すぐに異常があるとは限りません。特に、痛みや腫れ、動かしにくさなどを伴わず、以前から同じように音がしている場合は、音だけを過度に心配する必要はありません。
一方で、音と一緒に痛みがある場合や、急に音がするようになった場合などは、音だけではなく身体の状態を確認することが大切です。
首をポキポキ鳴らすのは大丈夫?
関節から自然に音が鳴る場合と、自分で首をひねって意図的に音を鳴らす場合は、分けて考えた方がよいでしょう。首を鳴らすことが癖になっていて、何度も強くひねってしまう方は注意が必要です。
特に、首に痛みや違和感があるにもかかわらず、音を鳴らすことで楽にしようとしている場合は、音を鳴らすことだけで対処するのではなく、首の状態を確認することが大切です。
膝を曲げ伸ばしするとパキッと鳴るのはなぜ?
膝を曲げ伸ばしすると、いつも同じ場所でパキッと音がするという方もいます。膝の場合、単なる関節音だけではなく、膝の中にある組織が関係していることもあります。
タナ障害とは?
膝を曲げ伸ばしするときに、パキッと音がするという方もおられます。どちらかというと女性に多いのですが、この場合はタナ障害と半月板損傷を疑います。
タナは関節包の内側にある滑膜がヒダ状になったもので、成長すると消失することもありますが、大人になってもヒダ(滑膜ヒダ)が残る方もおられます。
このヒダが膝蓋骨(膝のお皿)と大腿骨との間で挟まったり、こすれて痛みを起こすことがあります。半月板の痛みも似た場所にできるので、診断が大事です。

音だけでなく、痛みや動きも確認する
膝を動かしたときに音がするだけで、タナ障害や半月板損傷と判断することはできません。
パキッという音に加えて、膝の痛み、引っかかる感じ、曲げ伸ばししにくい、腫れがあるなどの症状がある場合は、音だけではなく膝の状態を確認することが大切です。
膝の痛みや動かしにくさがある場合は
膝の痛みや動かしにくさがある場合には、膝そのものだけでなく、太ももの前にある大腿四頭筋や、後ろにあるハムストリングスなど、周囲の筋肉の状態を確認することも大切です。
ストレッチなどで身体を動かしやすい状態にしていくことも一つの方法ですが、痛みがある場合は無理に行わないようにしましょう。
大腿の前部の、大腿四頭筋のストレッチと後部のハムストリングスのストレッチが予防には効果がありますので毎日の習慣にしていきましょう。

関節の音が気になる方へ
ポキポキ、パキッと音がするだけなら、それほど心配しなくてもよい場合があります。ただし、音と一緒に痛みや腫れ、引っかかり、動かしにくさなどがある場合には、音だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認することが大切です。
若林接骨院では、痛い場所や音がする場所だけを見るのではなく、身体の状態を確認しながら、症状について一緒に整理していきます。
関節の音が気になる方は、音だけで判断せず、痛みや動きの状態も含めてご相談ください。
若林接骨院
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